和田 侑万

WADA Yuma
工学院
研究の魅力
研究では、「人類がまだ誰も知らないこと」の発見に挑戦します。先人たちの築いてきた知識を学び、その先にある「未開の地」を自身の努力によって開拓することができる。これが研究の魅力だと思います。そしてその成果は、人類の科学という営みのなかの1ページとして刻まれて、さらなる開拓の礎となります。
研究について
私は「固体中の電子が作るガラス」について研究しています。「ガラス」とは、決まった結晶の形を持たないのに、固体のように固まっている状態のことです。ガラスは「粘り気」が極端に高い液体にすぎないのか、それとも「ガラス相」と呼ぶべき新しい物質の状態(相)があるのか。これはガラス転移の問題と呼ばれ、物性物理学最大の未解決問題のひとつであると言われています。構成要素が分子や原子である必要はなく、ランダムに固まった状態のことをガラスと呼びます。私はガラス転移を理解するために、構成要素が電子である「電荷ガラス」について、光を使った実験を用いてその仕組みの解明に取り組んでいます。
実績
- 市立札幌旭丘高校データサイエンス(DS)科の探究活動支援 RA
- 長沼町放課後子ども教室の講師